anezakimanのカマリヤ日記

横浜の外れから諸行無常の日々を綴ります。

再始動

アラブ首長国連邦の首都アブダビから帰国して2ヶ月、新しい職場に出勤し始めてから1ヶ月経った。海外の多国籍企業に単身赴任で丸6年いて、久々の日本の生活である。まだまだ前後左右全方位でウロウロキョロキョロ状態であるが、毎日が刺激的で楽しい。

これからこうした日々を、変化と刺激に富んだ日々を自ら望んでいることも含めて、諸行無常(あらゆることが変化、常なることはない)というお釈迦様の教えを改めて肝に銘じて記していく。

表題のカマリヤとは、俺の現在の居住地辺りである。横浜市最南端の区であり、鎌倉や横須賀と隣接している。金沢北条氏の拠点として鎌倉幕府時代の中心エリアであり、13世紀に北条実時が創設した中世武家文庫として有名な金沢文庫の地でもある。

漢字で釜利谷と書く。その由来は一説によれば、源頼朝鎌倉幕府を開き武家政治が始まると、鎌倉は各地からの武士やその一族などで溢れ、武具や農具の鉄製品の需要が急増し、鍛治職たちは鎌倉近くに良質の水の湧く土地を求めてこの辺りに移り住んだという。釜(鉄具)に利する谷ということ。

俺の仕事も鉄の製品に係わることであり、因縁を感じる。何より自然と緑に囲まれ、上述の通り歴史と文化の香りに溢れるこの地が、俺自身大好きである。新潟出身の俺が、色々なご縁があってこの地に移り住んで18年。終の住処となるであろう、この地から、諸行無常のワクワクする日々を綴っていきたい。