anezakimanのカマリヤ日記

横浜の外れから諸行無常の日々を綴ります。

人類、そして俺もウォークマン

2023年最後の月、師走12月に入った。日本の寒さが一層厳しくなってきた。早朝では5℃前後まで冷え込む。アブダビ時代ではあり得ない酷寒であるが、そうした中でも愛犬との散歩は欠かさない。近頃では日の出前には家を出て、40-50分近所を散歩する。

毎朝の通勤一駅前(新橋)からいくつかのルートでの大手町までの徒歩出勤は、ルーティーンになった。時間に余裕がある時は桜田門から皇居外苑に入り、楠木正成像にご挨拶。

それ以外でも日比谷公園近くの取引先との打合せでの歩き、そして最近は朝直行の会議だと、品川駅で降りて新橋界隈まで歩き出す。

途中にある増上寺と東京タワー。

夜の宴会でも千代田区内では全て歩いて行くが、最近は都内の新宿や江東区住吉までも1時間以上かけて歩いて行くようになった。

皇居一周のマラソンコースを歩きながら、新宿に向かう。

隅田川に架かる新大橋から。

皇居内の乾通りがこの時期のみの期間限定で一般開放していることを知り、昼休み時間を使って歩く。紅葉が美しく、大勢の外国人旅行客がこの日本ならではの風景を楽しんでいた。

坂下門から入る。

乾門を一旦出て、北桔橋門からまた入る。そこから広がる東御苑。

途中に江戸城天守閣の再現模型。

大手門から出て終了。

およそ40分の豪華絢爛の自然歴史文化の散策であった。

表題のソニーの有名なコピーの捩りのごとく、ホモ・サピエンスは、アフリカの熱帯雨林のジャングルから草原地帯に進出、そこからユーラシア大陸、そして世界中に歩き出して、人類の世界史は始まったという。

我々はたかだか近年の数百年を除き、いつも歩いて移動してきたのである(チンパンジーとの共通祖先から分かれて二足歩行に移行したのは七百万年前といわれる)。これからもできるだけ歩いてどこにでも行くことにしよう。俺の仕事は歩きながらでも、いやむしろ歩きながらの方がいろいろな考えが生まれるからね(言い訳じみてる・苦笑)。